放生会
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放生会



人間は生きるための糧として、何らかの殺生をしています。
食用として、または観賞用やペットとして、生き物を捕らえ犠牲にする機会は数多くあります。 この生き物たちの御霊を弔うのが放生会(ほうじょうえ)です。
人間に捕獲され、自由を求める魚や鳥獣を野に帰すことに依り、仏の生前の罪を清算し、 安心して成仏していただくために行う供養行事なのです。
歴史・伝来
実際に行われた日本最古の放生会は神道のもので、720年(養老4年)大分県宇佐市の宇佐神宮で執り行われたものです。
平安時代の863年(貞観5年)には京都の石清水八幡宮、 1187年には鶴岡八幡宮に於いて放生会が始められたと『吾妻鏡』にあります。
その後全国各地の八幡神社に広がったのですが、 明治の神仏分離以降、放生会の行われる回数が減少し始め現在に至ります。 

世界最古の記録は、紀元前4世紀頃の人物とされる烈士の、書中説符篇第二十八に有るものです。 史実としての最古の記録は581年、中国の天台宗の祖である智凱大使が、漁民が雑魚を捨てている様子を見て憐れみ、 自身の持ち物を売っては魚を買い取って、放生池を作り魚類を放したというものです。 仏教用語でも同じように『放生会』と呼ばれています。
日本各地の行事
放鳥の儀
古くから鳥類は人間の魂を運び移すものと考えられ、
放鳥の儀は死者の霊が戻らないための呪術とされています。 

開催地 名称 備考
福井県小浜市
八幡神社
放生祭
(ほうぜまつり)
八幡神社の氏子である町衆が、毎年9月の14、15日の両日に繰り広げる若狭地方最大の秋祭りで、 約300年の歴史を持つものです。
福岡県福岡市
筥崎宮(はこざきぐう)
放生会
(ほうじょうや)
例年9月12日~18日に博多三大祭の1つとして盛大に行なわれます。 「ナシもカキも放生会」と言われるほど、秋の行事として親しまれている祭です。
京都府京都市
神泉苑
かつて己の病を亀に託して放すとその病は全快するという言い伝えがあり、
そこから亀の甲羅に子供の名前や念仏を書き酒を飲ませて放し、無病息災を祈るという風習が生まれました。
現在神社仏閣の池に生息する亀たちは、放生の名残と考えられています。
京都府八幡市
石清水八幡宮
石清水祭、放生会
石清水八幡宮放生大会
例年9月15日に石清水祭の中の儀式として執り行われます。 石清水八幡宮放生大会は有志等の手により137年ぶりに古来からの神仏習合としての儀式として復活した、 かつての放生会が推測できるような形での祭です。
大分県宇佐市
宇佐神宮
仲秋祭 正式には旧暦8月15日ですが、現在は体育の日を最終日とする3日間(土曜日~月曜日)に催されます。 「仲秋祭」という名に改称されているものの、マスコミや観光客に限らず氏子など関係者も「放生会」と呼んでいます。
奈良県奈良市
興福寺
例年4月17日。寺の南にある猿沢の池が放生池とされます。興福寺は石清水八幡宮の放生会にも参加していますが、 興福寺内で行なわれる春は仏教、石清水八幡宮で行なわれる秋は神仏習合の名残としての儀式です。
東京都新宿区
光松山 放生寺
早稲田にある放生寺(ほうしょうじ)は、寺号に「放生」の名を持っています。 現在は毎年体育の日に、日々食事で魚介、鳥、動物等の命をいただく事に感謝をする「放生供養法要」を厳修し、 境内の放生池に魚を放流します。
ハトの慰霊祭
有限会社ハトヤ商会ではハトの慰霊祭を行っております
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